どうも、自衛官妻のメイです。

「なぜ自衛隊の迷彩服にアイロンをかけるの?」
「どうして靴のつま先をピカピカに光らせるの?」
自衛官の迷彩服はアイロンがしっかりとかけられており、靴(戦闘靴という)の先っぽは鏡面磨きがなされています。
夫が毎日アイロンをかけ、戦闘靴を磨く姿を見ているうちに、私もその理由を知りたくなりました。
話しを聞いてみると、自衛隊ならではの深い理由があったんです!
今回は、「なぜ自衛隊は身だしなみにこだわるのか?」を、自衛官の妻の視点でお伝えします。
この記事を読んでわかること
・自衛官が迷彩服にアイロンをかける理由
・自衛官が戦闘靴(せんとうか)のつま先を光らせる理由
・自衛隊の身だしなみが厳しい本当の理由
自衛官が迷彩服にアイロンをかける理由


そんなに毎日アイロンかけなくてもいいんじゃないの?
・・・私服はシワクチャなのに。

心身に染み付いちゃってるんだよね。アイロンのかかっている迷彩服に袖を通すことで、スイッチが入るんだよ。スーツがしわだらけだったら嫌でしょ。それと同じかな。
規律と統制の象徴
「服装の乱れは心の乱れ」といわれますが、迷彩服を整えることで、自衛官としての意識を高めているそうです。
また全員がきちんとした見た目を意識することで、「統制された部隊・精強な部隊」という評価に繋がるそうです。規律が厳しい自衛隊では、身だしなみも任務の一部らしい。
迷彩服は「制服」としての役割
自衛隊では迷彩服で事務作業もしているそうです。
制服を着用するのは、行事や礼式とかで着ることが一般的らしいです。
駐屯地内での業務でも清潔感が求められ、社会人として当たり前とのこと。
自衛官のアイロンがけの注目ポイント

特に上衣の袖とズボンのタックに注目してね!

自衛官がアイロンにかける時間と道具
アイロンにかかる時間は人それぞれ。1着を5分程度でササっとかけ終える(式典用等で着用する戦闘服は数十分かかる)人もいれば、こだわりがあり1時間以上かける人もいるそうです。
使用する道具
○アイロンのり
・カンタッチ
・キーピング
・霧吹き(水道水)
○アイロン
・ティファール
・Panasonic
アイロンのりはガッチガチにしたいときに使って、普段は霧吹きかアイロンのスチームを使っているみたいです。
夫はティファールを愛用しているみたいで、「これがかけやすい」って言っています。部隊で共有して使用するものはPanasonic製が多いみたい。
自衛官が戦闘靴のつま先を光らせる理由



なんで、つま先だけピカピカにするの?
夫の戦闘靴を見ると、つま先が鏡のようにピカピカ!
「戦場で光る靴って、逆に目立って危険では?」と思いましたが、これにもちゃんとした理由がありました。
※自衛官が迷彩服を着ているときに履く靴を戦闘靴(せんとうか)といいます。
戦闘靴を磨くことは自己管理能力の象徴
自衛隊では「戦闘靴の手入れ=規律の象徴」みたいな感じになっているそうです。
アイロンがけと重複しますが、やはり自衛官としての意識を高めているそうです。
細部にこだわる意識が、実戦での正確な判断力・点検等にもつながるらしい。
また戦闘靴の手入れ(アイロンがけ)ができていない隊員は、「心身に疲れが溜まっているのではないか??」というメンタルチェックのバロメーターになっているそうです。
つま先を光らせるのは威厳のため!?
「戦闘靴の輝きはできる人の証」
ピカピカの戦闘靴はプロ意識の高さを示されています。
特に式典や警衛(駐屯地の門に立っている人)等では、整った見た目が求められるそうです。
なぜ「つま先だけ」なのか?
革靴の先っぽだけ極端に光らせることを「鏡面磨き」といいます。
歩行でシワができる部分は、光らせてもすぐに崩れるからつま先だけなんだそうです。
つま先はシワがつきにくく、磨きが長持ちするため合理的とのこと。

つま先以外はブラシで汚れをしっかりと落とし、保湿クリームを塗ってるよ。
長持ちさせるために手入れは怠りません。
自衛官が戦闘靴磨きにかける時間と道具
通常は1日5~10分程度で済みます。しかしながら訓練後であったり式典用等で使用するものとなると、時間のかかり具合が変わってきます。
●訓練後・・・1時間弱(少しの光を取り戻すまで)
●式典用・・・数十分~数時間(当初の光の程度次第)
使用する道具
・サフィール
・kiwi
・革靴用クリーム(黒)
・ブラシ
・コットン
・ストッキング(仕上げで一拭き)
コットンやストッキングを使用することで、信じられないくらい光るそうです。
自衛隊の身だしなみが厳しい理由


俺が1年目の時は、鏡面磨きされた戦闘靴を鏡として使い、アイロンがしっかりとかけられた戦闘服の袖を使ってひげを剃れるようになれって言われてたよ。
常に危険と隣り合わせのため、少しの油断が取り返しのつかないことに繋がってしまいます。
小さなことから規律を乱さないようにしているのですね。
精神面の鍛錬
夫が感じることで、服装の手入れが徹底されている人は、仕事も正確であると話していました。
「人は見た目が9割」という話もありますからね。
身だしなみを整える習慣が日々の行動の精度を上げ、それを徹底することで、自衛官としての誇りを持つことに繋がっているのでしょう。
チームとしての統一感
統率のとれた部隊は、見た目もきちんとしている。
規律ある服装が、団結力を高める要素になっているそうです。
装備の機能として影響はないのか?


アイロンも戦闘靴磨きも大事なことはわかったけど、そもそも機能への影響は大丈夫なの!?それが心配になってきた。

ぶっちゃけアイロンはよくないかな。戦闘服に施されている機能を害してしまう可能性があるよ。高温でのアイロンかけはダメです。
戦闘靴の手入れは問題ないけどね。
自衛隊の迷彩服は、制電や難燃加工等の特殊な加工が施されているそうです。高温のアイロンを当てることで、これらの機能が損なわれる可能性があります。
対 策
・洗濯後にしっかりシワを伸ばして干す
・日陰でのつり干しがよい
・スチームアイロン(直接押し当てず、スチームだけ当てる)
・アイロン底面温度は150℃以下で使用
・あて布を使用
まとめ:自衛官の妻として感じること
「ただの服や靴の手入れ」じゃなかった!夫が毎日アイロンをかけ、戦闘靴を磨く姿を見て、最初は「こんなに細かいところまで気を使うの、大変そう…」と思っていました。
でも、実はこれこそが「規律と誇りを示す大切なこと」だったのです。
ピシッと整えられた迷彩服に袖を通し、鏡のように磨かれた戦闘靴を履くことで、夫は自衛官としてのスイッチを入れているのだと気づきました。
ルーティンを淡々とこなす夫の姿を見て、「これがプロフェッショナルな自衛官なんだ」と実感するようになりました。
同じように、「なぜ自衛官は身だしなみにこだわるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事が、そんな疑問を解決するきっかけになれば嬉しいです!