「自衛隊を辞めたい」と夫が言い出した…その理由とリアルな転職事情を解説

転職

どうも、自衛官妻のメイです。

ある日、夫が「自衛隊を辞めたい」と言い出してきました。安定した職業で毎日楽しそうにしていたはずなのに、なぜ?

メイ
メイ

厳しい訓練に耐えられなくなった?

人間関係のストレス?

転勤が多いし、家族との時間が少なくなるから?

…さまざまな理由が考えられるけど。

自衛隊は安定した職業のイメージが強いですが、現役の自衛官やその家族にしかわからない悩みもあります。実際に辞めたいと考えている人は多いのか? 退職後の進路はどうなるのか?

この記事では、自衛隊を辞めたい理由やその後の不安、家族としてどう向き合うべきかを詳しく解説します。「辞めるか迷っている」「家族としてどう支えればいいの?」と悩んでいる方に役立つ情報をまとめました。

この記事を読んでわかること
・自衛隊を辞めたい理由
・自衛隊を辞めたいという方の現状
・妻の本音

ある日、夫が「自衛隊を辞めたい」と言った…

自衛官夫
自衛官夫

自衛隊を続けることは、正直もう限界かもしれない

メイ
メイ

ねえ、ちょっと待って。いきなり辞めたいって、どうしたの?

今の、うちの状況をわかっているのか、正直信じられないような発言でした。

  • うちは4人家族で、子供は長男(小1)、長女(年中)とまだまだ手間がかかる年頃
  • 家も最近新築を購入してしまい(あなたが自衛官だから)、ローンは残り35年
  • しかも、あなたはもう36歳(私も同い年)のおじさん

話があると言われて、夜中にそんなことを言われたら正直頭はついていきません。頭の中は???でいっぱいになりました。

子供たちのことや、家のローンどうする、まさか病気になったのとか…

頭は悪いけど、まじめが取り柄で常識的なことは理解できる夫なので、何か理由があるはずだろうと思いました。
言いたいことは山ほどあるけどグッと感情を抑え、とりあえず夫の話を聞いてみることにしました。

なぜ自衛隊をやめたいの?

メイ
メイ

とりあえず、なんでやめたいのか教えてほしんだけど

自衛官夫
自衛官夫

理由はいろいろあって、何から伝えようかな、えっと~
まずは価値観が~

モチベーションが~

将来への不安が~

理由はたくさんあるようです。
不意に話出したからかもしれませんが、あまりまとまっていませんでした。
絶対に聞かれる質問なのに、本当に転職するなら面接で落とされるぞ!と、そんなことが頭をよぎりましたが、それは今後の課題として。
現状、夫の気持ちを整理してみました。

  • 自衛隊との価値観のズレ
  • 自衛隊退官後の不安
  • 自衛隊と家族の時間

たぶん他にも理由はあるとは思います(その聞き取りについては今後更新していきます)。

今の気持ちを話してくれました。

自衛隊との価値観のズレ

価値観という表現が最適なのかはわかりませんけれども、自衛隊の職務の目的や意義が、夫の価値観と徐々にズレてきていると感じるようになったそうです。

自衛官夫
自衛官夫

その理由を2つだけ話そうかな

1つ目は、自衛隊は有事のために備えている部隊であるということ

2つ目は、インセンティブがないこと

メイ
メイ

有事って何?

インセンティブって何?

よくわからないんだけど

・有事(ゆうじ)・・・武力に訴えるような事件・事変が起こること
・インセンティブ・・・成果に応じて支払われる報酬のこと

1つ目については、自衛隊は有事や災害派遣が起きた際に活躍する組織です。起きないことが望ましく、また災害については近年は多くなっていますが、基本的に発生した地域近傍の部隊が出動するそうなので、夫が全てに参加するわけではないらしい。
災害派遣で出動したら国民を守るために全力で行動すると熱く語ってました。
一方で有事については、こちらも近年他国での戦争勃発や近隣国による軍事行動もあり油断を許さない状況になっています。そのことについても熱く語っていました(私は半分以上わかりませんでした)。

自衛官夫
自衛官夫

そんな状況にもかかわらず、当の我々自衛官は危機感が足りない。

「もっとやるべきことがあるだろ」って感じちゃう。

自分が少数派、むしろほぼ0だからKY扱いされちゃうわけよ。

危機感を持っていない自衛官が多いらしく、本当にそれでいいのかと悩んでる夫。
自衛隊は、有事や災害派遣のために日々訓練に励んでいるそうですが、毎日訓練しているわけではないそうです。むしろ事務作業や何かしらに駆り出される(自衛隊の中で)ことが多いらしく、「自分はこんなことがしたいわけじゃないのに」と感じているそうです。

自衛官夫<br>
自衛官夫

ぶっちゃけ、訓練したとしてもリアルさに欠けるし、昔から進歩してない気もする。

「これは設定上できません」とか「物がないから想像で」とか。

納得いかないことは、ほんとに多いよ!

2つ目のインセンティブについてですが、自衛官は知っての通り公務員です。公務員はありがたいことに給料は安定しています(本当にありがとうございます)。ですが、いい反面、夫には悪い面もあるそうです。

自衛官夫
自衛官夫

言い方は悪いかもしれないけど、何もしなくても給料が入るってこと。

頑張っても自己満足でしかないよ。

それをいいように利用している人は多くいるしね。

さっきの危機感がないという部分にも繋がりますが、楽したい人が多いらしい。
1日中スマホを触ってたり、くっちゃべってたり、寝ている人もいるんだって。

「今日は休みたいので出勤しません」もあるとか。
休んでもクビにはならないし給料も減らない。

頑張っても頑張らなくても給料は同じ。年に2回のボーナスは評価(S・A・B)で金額が変わるそうですが、評価ごとの制限人数が決まっているそうなので、順番に評価が回ってくるみたいです。

なので頑張っても評価に直結しないことが多く、モチベーションの低下に繋がってしまうそうです。

メイ
メイ

まじめな夫だから、それらが普通に許される自衛隊に嫌気がさしたのかな

以上の2つで価値観のズレを感じているみたいでした。

退官後の不安

自衛官夫
自衛官夫

このまま自衛隊にいても、退官後は何もできないおっさんになっちゃうよ。

今は自衛隊に守られてるだけの世間知らずだよね。

自衛隊の階級によって退官の年齢は違うそうですが、だいたい57歳くらいみたいです。
確かに退職金はありますが、その年齢で新たな職に就くことは大変そう。ただでさえ、自衛隊でしか通用しない知識しかないのに、次に活かせることはないと言っています。自衛官の体力・気力くらいでしょうか。

実際に夫の周りで退官された方々は、次の職に馴染めないで転職を繰り返されているみたいです。
やはり自衛隊で通用していたことが、世間には通用しない。年齢の割には、持っている技能が少ないこと等が原因なのかも。
そうならないため、退官までにはたくさんの知識(日本人が大好きな資格)を身につける必要があるのかもしれません。

ちなみに夫は世間知らずにならないようにと、いつの間にかFPの資格を取得していました。

自衛官夫
自衛官夫

お金の教養は持っておかないとね。

転職には活かされないだろうけど、知識として大事でしょ。

自衛隊と家族の時間

自衛隊は0815~1700が勤務時間です。ですが24時間いかなる時も出動できるよう準備をしています。

メイ
メイ

夫も災害派遣の時は、ほんとに早く出勤して行ったよな~。

私たちには「ごめん」って伝えて。ほんとに行っちゃうんだーって思ったよね。

しかし1700に終わることはほぼなく、夜中遅くに帰ってくることの方が多い気がします。朝も早く行くし。帰宅はしているのに、会えないことは頻繁にあります。そして、なによりも転勤が多いことが気になっているようです。

自衛官夫
自衛官夫

こないだ上司が「子供の運動会や行事ごとに行ったことないんだけど」って言ってたよ。

何のために働いているのかわかんないし、思い出が残らないよね。子供も寂しいでしょ。

私も転勤が多いことはわかってはいましたけど、やはり不安ではありますね。
転勤は手当等で収入は上がりますが、結局支出もありますし、なにより家族との時間が過ごせないのはお互いに寂しいですね。

夫は、「自衛隊は、実のところブラック企業だよ」と言います。月収を24時間で割ると時給はもの凄く低くなります。もちろん、残業代は出ませんし、残業でかかる諸費用(飲み物とか)は本人持ちなので、日々の出費は多くなります。
訓練(山籠もり)に行くときは、もぉ~最悪です。何しに行くのっていうくらいお金が飛んでいきます。「えっ、仕事だよね!?」って何回聞いたかわかりません。飲み物や夜食、ライトやティッシュ等々、買うものが多いです。結構な期間、山籠もりされるので、もちろん家族との時間はありません。その点はしょうがないですが、どうでもいいような訓練(いろいろあるみたいです)のために家族との時間を失っているときは、何やってんだろ~ってなるそうです。

周りにも辞めたがっている人は多い?

メイ
メイ

辞めたい人って結構いるの?

結論、10代~20代前半に多いみたいです。
任期制といって2年ごとに契約?を更新する人たちはやめる人も多いようです。ただ20代後半~夫くらいの年齢の人でもやめていく人はいるらしい。
みんな「こんなところ早く辞めてやる」と口にはするけど、行動に移せる人はごくわずか。この環境に耐えられない人は辞めていく決断をするそう。40代以降の方々は、やめる人はほとんどいないそうです。「早く定年したいなー」とはぼやくそうですが。

甘い職場にいたら、他には行きたくないですよね。

安定した収入が魅力なのに…それでも辞めたい?

自衛官夫
自衛官夫

後悔をしたくない。

期限があるこの大切な時間を、疑問を持つ自衛隊に使いたくない。

「頑張っても給料は変わらんぞ」って言われることにうんざりだよ。

安定は魅力的だけど、そんな生き方でいいのかって自問自答する日々です。

お金の問題ではなく精神的な問題みたいですね。

毎月安定した収入があることの安心感はあり、とてもありがたいことです。
そのおかげで家を購入する決断もできたし(その時は辞めるという考えはそこまでなかったらしい)、不自由ない暮らしができています。

メイ
メイ

私も小さいころは親の大変そうな姿を見ていましたので、結婚相手は公務員と決めていました。なのに...

ただ夫は、何もしない自衛官や何も考えないで過ごしている自衛官、と同じ組織にいることが嫌みたいです。周りに競い合える人がおらず、モチベーションを維持することは難しい。現状にとどまらず、環境を変えて、新しい人間関係や経験を通して、さらなる成長をしたいと思っているらしい。

お金があっても、心や体がボロボロになっていたら意味ありません
自衛官として生きていき、達成感があればいいものの、やりがいのない仕事漬けの毎日。死ぬときに後悔してなければいいですが、絶対に後悔すると断言しています。

自衛隊がいいよ、民間はそんなに甘くないと言われる不安

メイ
メイ

でもさ、民間ってそんなに甘くないって言うよ?

転職してもうまくいくの?

自衛官夫
自衛官夫

それは俺も不安。自衛隊でのスキルは、ほぼ役に立たないと思ってるから。

ただ、どれだけ準備できているが問題だと思う。実際にうまくいってる人の例もあるし。

不安でしかありません。これを今後どのように払拭していくかを、引き続き追いかけていきます。
どれだけ準備できているかが問題だと思うというのは当たり前なことで、実際に行動することが大切です。
年収の減額、福利厚生、年金、住宅ローン、転職...
考えなければならないことが多すぎるけど、一つずつ解決していかなくちゃ、→解決してもらわなくちゃ!!

自衛隊を辞めてどうするの?夫の考えは…

自衛官夫
自衛官夫

今のうちにたくさんの資格を身につける。

そして、必要としてくれる企業へ転職する。

はい、頭の悪いところが出てしまいました。
資格を取ればなんとかなるというのは間違いです。資格=安心というのは日本人の悪い考えだと私は思っています(てか、あなたやっぱり安心好きじゃん)。

今更資格取って、「この資格持っています。雇ってください」で雇ってくれる企業なんてありません。自衛隊の経験を活かして頑張ってほしいところですが、活かせることも多くなさそうだし。

たぶん夫は自衛隊を辞めることがゴールになっていて、その後のことは全然まとまっていない様子でした。

メイ
メイ

そんな簡単に辞められるわけないでしょ。

しっかり納得させてもらわないと無理だからね。

何で転職したいのか?という自分の考えを整理させる必要がありそうです。

私は以下のことを整理して、自分(転職)の軸を決めることが大切だと思います。

  • 自分の状況の確認
    年収、休日数、何をしているときが楽しい、何を大切にしたい、人生で実現したいこと
  • 転職理由の明確化
    なぜ転職する、転職後何がしたい、自衛隊で満足していること
  • 自己理解を深める
    何に悩んでいるの、将来像、自分の魅力、得意・不得意、好き・嫌い
  • 転職においての優先順位
    ワークライフバランス、年収、やりがい、勤務地
  • 転職のゴールを決める
    転職で必ず実現したいこと、それができる業界は、現状で不足していること、ToDoリストの作成

まずは自分を知ることから始める必要がありそうですね。
先は長くなりそうです。

メイ
メイ

マジで不安なんですけど。

今後どうするつもりなんだよ~。

まとめ:そんな気持ちじゃ転職は無理

ある日突然、夫が「自衛隊を辞めたい」と言い出した。
理由を聞くと、価値観のズレ・将来の不安・家族との時間が取れないなど、いろいろ不満が溜まってたみたい。特に、危機感のない職場の雰囲気や、頑張っても評価されにくい環境にモヤモヤしてる様子。

話をした結果、精神的にはそこまで追い詰められてる感はないので、今の感じなら「無理」一択です。

自衛隊に限らず、転職について夫(妻)から相談されたときは、しっかりと相談に乗ってあげましょう。精神的に追い込まれているようでしたら、早急に転職等を考える必要がありますが、うちの夫のように辞めることがゴールになっている人もいるかもしれません。その場合は、現状を確認して、気持ちの整理を行ない、自分の軸をしっかりを持たせることが大事だと思います。

今後も全力で夫をサポートします。
私も自衛隊のことを知らないとサポートできないので、いろいろなことを聞いていこうと思います。その内容は逐次投稿していきます。

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